小学校への入学は、子どもにとっても親にとっても大きな節目です。【小1の壁】と呼ばれるこの変化は、家庭生活だけでなく働き方にも影響を及ぼします。私も働き方を変えました。
この記事では、小学校進学に伴い生じた問題について、取った対策や実践例を通じて掘り下げていきます。
そして事前準備から始まり、コミュニケーションの強化、地域や学校との連携、そして働き方の調整まで、小1の壁を乗り越えるために行ったことをまとめます。
小1の壁とは何か
小1の壁とは、子どもが小学生になると同時に、家庭が直面するさまざまな課題の総称です。
これには、子ども自身の生活リズムの変化、放課後の過ごし方、宿題の管理、学校行事への参加などが含まれます。さらに、これらの変化は親の働き方にも影響を及ぼし、仕事と家庭生活のバランスを見直すことが必要なことも。
我が家で乗り切った具体的な方法なども載せてるので、気になる方は目次から飛んで見てください。
小1の壁に直面する家庭の実態
小1の壁に直面する多くの家庭では、子どもの自立を促す一方で、学校との連携や放課後の過ごし方を考える必要が出てきます。
ついこの前まで保育園や幼稚園に行っていた我が子を、いきなりなんでも一人で任せる訳にもいかず、心配と不安で親の私がドキドキでした。
誰かが家に居られたらいいですが、共働きの家庭では、仕事のスケジュールと子どもの学校生活のバランスを取ることが大きな課題となります。
小学校進学に伴う子供の変化
子どもが小学校に入学すると、生活リズムや学習内容が大きく変わります。
新しい環境への適応、友達との関係構築、自ら宿題を管理するなど、子どもには多くの変化が求められます。
これらの変化は子どもの成長にとって重要なステップですが、同時にストレスを感じる原因にもなり得ます。息子は1学期の間は朝から泣いてしまい、なかなかスムーズに登校できませんでした。
親の働き方に求められる変化
子どもの小学校進学は、親にとっても働き方を見直す機会となります。
意外と午前中で終わる日も多く学童など放課後の居場所が確保できなければ、親が早退することも。
宿題なども、音読を聞いてサインしたり、算数の丸付けなど、親もやることが沢山。
理想で言えば夕飯前には宿題を見てあげて、夕飯も7時には完成させたい…。
これを叶えるために、例えば、在宅勤務やフレキシブルな勤務時間の導入、育児休業制度の利用など、仕事と家庭生活のバランスを取るための選択肢を模索することが求められます。
また、時短家電の導入、食材宅配利用、家庭内での役割分担の見直しなども小1の壁を乗り越えるために有効な戦略となります。
働き方の調整と解決策
小1の壁に伴う家庭内の変化は、親の働き方を見直したり、調整する必要が出てきます。在宅勤務やフレキシブルワーク、支援制度の活用など、仕事と育児の両立を可能にする解決策を探ります。
在宅勤務の可能性と調整方法
在宅勤務は、子供が小学校に上がるタイミングでの働き方の調整に有効な選択肢の一つです。
在宅勤務を実施するにあたり、職場との明確なコミュニケーションを保ちながら、業務の成果を確実に出すための工夫が求められます。
例えば、子供が学校に行っている間に集中して仕事をする時間帯を設定するなど、柔軟にスケジュールを管理することが重要です。
フレキシブルな働き方の導入
フレキシブルな勤務時間の導入も、小1の壁と向き合う際の有効な策です。
仕事をする時間を調整することで、子供が家にいる時間帯は家族と過ごすことが可能になります。と言っても家事をやりながら早朝や夜間の仕事は難しい面も多く、友人は家事は外注で乗り切ってました。
収入が減ってしまう問題もありますが、今のままの会社で対応が難しいならパートタイム勤務や時短勤務など、ライフスタイルに合わせた働き方を選択することも一つの解決策です。
実際、私も小1の壁問題で、勤務時間を変更、そしてパート勤務で乗り切りました。
小1の壁対策、実践したこと(子供と)
小1の壁に直面した際、家庭が取り組むべき効果的な対策をいくつか提案します。事前準備やコミュニケーションの強化など我が家で実践したことをまとめました。
子供との事前準備:学校生活に早めに慣れてくれるようサポート
子供が小学校生活にスムーズに適応できるよう、入学前からの事前準備が重要です。
①通学路を一緒に歩いてみる。
その際、車が多い場所や見通しの悪いところなど意識して伝えておくと少し安心です。
②休日はできるだけ早起きをして、学校のルーティンに慣れる
お休みの日だからといって夜更かしをしたり遅くまで寝てると、いざ学校が始まったら辛い思いをするのは子供。
時々学校でも生活リズムをチェックする用紙などが配られて毎日何時に寝て何時に起きたかを記載したりなんてことも。早めに生活リズムを整えましょう!
③1年生で習う漢字や計算のドリルを一緒にやってみる
これは子供にもよりますが、好きなキャラクターのドリルなどでやる気アップ!少しでも漢字や計算に触れておくことで学校生活に対する不安を減らすことができます。
コミュニケーション:子供との関係強化
子供が学校生活の中で直面する可能性のある問題や不安について、オープンなコミュニケーションを保つことが重要です。
夕食時や寝る前にその日あったことを話す時間を設けるなど、日常的に子供の気持ちに耳を傾けることで、信頼関係を強化します。
我が家では夕飯時はできるだけテレビを消して、その日どんな遊びをしたのか、誰と遊んだのか、などさりげなーく聞くようにしています。どうだった?と聞いても「ふつう」と言われるので、少し具体的な質問にしています。
できるだけ、ポジティブな思い出を…と思って「楽しかったこと」や「嬉しかったこと」を聞くようにしてますが愚痴っぽくなるようなら、遮らないように聞き役に徹してます。
学校や地域との連携強化
学校や地域社会と連携することで、小1の壁を乗り越えるためのサポートを得ることができます。
地域の放課後子供会や学童保育の利用、他の保護者との情報交換は、子供が安心して学校生活を送るためにも大切です。
連絡網などもなくなってきた現代で、他の保護者と連絡先を交換すること自体ハードルが高く感じますが、同じクラスのママと一人でも良いので連絡先を交換しておくと、持ち物や宿題が分からなくて困ったときなど、親としても本当に安心です。
また、親自身が学校のPTA活動に参加することで、学校生活に対する理解を深めるとともに、親としてのネットワークを広げる機会にもなります。
昨年は見事役員に当選し、有給休暇ギリギリの中なんとかやり遂げられましたが、他の学年の保護者の方から、今までの学校の行事などを聞けて良かったことも多かったです。(正直、平日の集まりの多さには困惑しましたが・・・)
小1の壁を機に見直したい、家庭と仕事のバランス
小1の壁は、多くの家庭にとって挑戦の時期ですが、同時に家庭と仕事のバランスを見直す絶好の機会でもあります。ここでは、小1の壁を越えた後の家庭生活の質の向上と、職場環境の変化への適応について考えます。
家庭生活の質の向上
子どもの学校生活の開始は、家族全員で新しい生活リズムを見つけるきっかけとなります。
例えば、夕飯の準備に時間が取れないからこそ、食材宅配のミールキットに頼み栄養バランスが良くなったり。
ホットクックのようなほったらかし家電で調理時間を減らしたり。
子ども自身が、自分で朝起きられるようにするため、全員で早寝早起きを心がけたり。
少しでも困ったことがあれば相談出来るような環境にするべく、家族での団らんの時間を増やしたり。
一つ一つは小さいことですが、少しづつ生活の質を向上させることができたように思います。
働き方の見直し
小1の壁を迎えることで、職場での働き方も見直されることがあります。
夫の会社は在宅勤務も勤務時間の変更など全くできず、私が勤務時間を減らすという対応を取りました。
今まで17時までの勤務でしたが、今では15時(過ぎることもありますが)。
扶養からは外れているので、時々土日どちらか出勤するなどして勤務時間をなんとか確保してます。
お互いが少しづつ対応できれば、それぞれフルタイムも叶ったかもしれませんが、我が家では厳しかった…。
もちろん収入は減りましたが、入学から数か月「学校にも学童にも行きたくない」と行き渋りをしていた息子が、今では嫌がらず通えているので、結果良かったのかなと思います。
夫には、日々の勤務時間を短くするのは難しいので、子どもが体調不良でお休みするときなどは有給休暇を使って休んでもらい、私は出勤して乗り切ってます。
夫婦に限らず、近くにおじいちゃん、おばあちゃんや親せきがいる方は協力してもらうのも手かもしれません。
うちの場合は完全なる核家族なので、自分たちでどうにかせねば!と、した結果このような形で落ち着いてます。
まとめ
小1の壁を乗り越えるためには、子どもの成長に合わせた事前準備と、日々のコミュニケーションが鍵となります。
また、地域や学校との連携を深めることで、子どもが安心して学校生活を送れる環境を整えることが大切です。
可能であれば柔軟な勤務体制や在宅勤務の導入など、子育てと仕事の両立を実現するための工夫を凝らしましょう。
そして新しい環境に疲れるのは子供もですが、それに対応するママ(パパ)もです。働き方の見直しももちろんですが、時短になる家電の導入、時間の掛からない夕飯づくりの工夫、質のいい睡眠環境作り。
多少お金がかかっても、この辺りを整えておくことを本当にオススメします!
我が家ではこれらの対策を取ることで、小1の壁を乗り越えることができました。同じ悩みを抱える親御さんも、ぜひ参考にしてみてください。
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